歌うの語源を知っていますか?
こんにちは。
ボイストレーナーのジョーです!
皆さんは「歌う」の語源
って知っていますか?
知らない方が多いんじゃないかと思っています。
この記事を見れば、
歌に対する意識が変わるんじゃないでしょうか?
まず、歌の歴史から見てみましょう。
「歌」というものはまだ人間が言葉を
話さない、ただの「声」を発する時代から
あったと言われています。
言葉を持たない古代の人々は、
声の表現力で
互いに意思の疎通をしていました。
それが段々と言葉を覚えた人々によって、
「歌」というものができました。
「歌」は徐々に宗教的なものに変わっていき、
そして私達が楽しむ「音楽」となりました。
宗教的なものには、キリスト教の「讃美歌」や、
豊作のために天に請う「雨ごい」なども、
「歌」になります。
この「歌」の歴史を見ると、
気づくことがありませんか?
どの時代も歌うことによって、
何かに対して意思や
感情を訴えているのです。
そう、「歌う」の語源は「訴う(うったう)」
という言葉から来ているとされています。
歌とは、自分の意思を示すものであり
感情を表すものだと、僕は理解しています。
何の感情も持たず、ただ音程通りに歌うだけでは、
ほんとにつまらないただの音にしかなりません。
皆さんもぜひ、歌を聴く際は、
どんな感情で、どんなことを訴えているのか
考えながら聞いてみてはどうでしょうか?