歌うの語源を知っていますか?
こんにちは。
ボイストレーナーのジョーです!
皆さんは「歌う」の語源
って知っていますか?
知らない方が多いんじゃないかと思っています。
この記事を見れば、
歌に対する意識が変わるんじゃないでしょうか?
まず、歌の歴史から見てみましょう。
「歌」というものはまだ人間が言葉を
話さない、ただの「声」を発する時代から
あったと言われています。
言葉を持たない古代の人々は、
声の表現力で
互いに意思の疎通をしていました。
それが段々と言葉を覚えた人々によって、
「歌」というものができました。
「歌」は徐々に宗教的なものに変わっていき、
そして私達が楽しむ「音楽」となりました。
宗教的なものには、キリスト教の「讃美歌」や、
豊作のために天に請う「雨ごい」なども、
「歌」になります。
この「歌」の歴史を見ると、
気づくことがありませんか?
どの時代も歌うことによって、
何かに対して意思や
感情を訴えているのです。
そう、「歌う」の語源は「訴う(うったう)」
という言葉から来ているとされています。
歌とは、自分の意思を示すものであり
感情を表すものだと、僕は理解しています。
何の感情も持たず、ただ音程通りに歌うだけでは、
ほんとにつまらないただの音にしかなりません。
皆さんもぜひ、歌を聴く際は、
どんな感情で、どんなことを訴えているのか
考えながら聞いてみてはどうでしょうか?
歌とはスポーツ
こんにちは。
ボイストレーナーのジョーです!
以前の記事で
「ボイトレは筋トレだ!」とお伝えしました。
「ボイトレが筋トレなら
同じ声を出し続ければいい」
と単純に考えてはいけません。
歌とはスポーツなのです。
スポーツはひとつの筋肉を鍛えたからと言って
強くなるわけではありません。
様々な筋肉をバランスよく鍛えることによって
素晴らしいプレーができます!
歌も同じです。
地声ばかり鍛えていても、
声の音域や種類は広がっていきません。
逆に、裏声だけでもダメです。
「地声と裏声、
両方とも出せているけど上手くならない!!!」
そうなんです。
ただ声を出せているだけ
ではうまくなりません。
地声や裏声と呼んでも、
たくさんの種類があります。
がなったような地声や、かぼそい地声、
オペラ歌手のような太い裏声、
逆に張り詰めたようなキーンとした裏声など…
いくつもの声を出せるようになることが、
高音や低音、様々な声質を手に入れるための
トレーニングとなります。
歌とはスポーツ
理解できましたでしょうか?
ただがむしゃらにやっても効果は期待できません。
どこの筋肉がどんな作用をもたらして
どんな効果が生まれるか。
そこまで考えることができれば
文句なしの歌に近づくことができると思います。
無理矢理、声や高音は出さない
こんにちは。
ボイストレーナーのジョーです!
カラオケってめちゃくちゃ楽しいですよね。
僕は週に1回以上はカラオケに通うぐらいに
カラオケが大好きです。
そんなにカラオケ行くってことは
なんでも歌えるんだろうなぁ
高音も楽に出せるんだろうなぁ
って思われる人もいると思いますが
全然そんなことは無いです!
高音も思ったほど出ないし
満足して歌えることは多く無いです
ただ、僕がとても気にしていることがあります
それは
無理をして高音を出したり
喉を痛めつけない
これをとても気にしています
たまにこう教えるボイストレーナーがいます
「その苦しく辛い高音を続けていれば
必ず歌えるようになる!」
これ、とても危ない考えです!
実践している人は
今すぐ辞めてください!
ボイトレとは、筋トレです。
なんて言われても無理ですよね?
無理してそれを続けていれば
筋力は少なからず付くかもしれませんが
その前に何が起きるか分かりますか?
怪我です
僕の友達でもいました。
「無理をして高音を出し続けていたら
声が出なくなった」
高音が出なくなったんじゃなくて
声が出なくなったんです
カッスカスで聞き取れない様な声でした
幸い、友達は1週間もしないうちに
元の声に戻りましたが
声が出ないなんて日常生活に支障が出るほどです
とても怖い思いをしたんでしょう。
「カラオケ行くのやめとくわ…」
って断れることが多くなりました
高音に限らず、どんな声でもそうですが
無理矢理出そうとしないで下さい
手遅れになります
喉は筋肉、そして楽器です
酷使するといつか壊れます
何よりも喉の調子を気にしてください
そうすれば、いつか綺麗な歌声を
手に入れることができるでしょう
歌とは感情を表に出すこと
こんにちは。
ボイストレーナーのジョーです!
突然ですが、
歌で泣いたことはありますか?
僕はめちゃめちゃあります。
感動する歌だったり
共感できる歌であったり…
人によってそれぞれ
感情を揺るがされる曲があると思います。
そんな曲ってカラオケで歌いたくなりますよね。
それも聞いた曲の歌手みたいに。
なぜ、心に響くのか
それは歌っている人が
歌に感情を乗せているからなんです
ここに歌の上手い下手は
それほど関係ありません
歌っている人が
どれだけ真剣にその歌と
向き合えるか
ここに集約されています。
周りにいませんか?
この人、点数が取れる訳でもないし
そこまで上手いわけじゃないけど
また聴きたくなる
これは感情を表に出して歌っているからです。
逆にこんな人もいると思います。
歌上手いなぁ、点数も取れるし
高音出てるし凄いけど、なんか違うような…
こんな人は感情を乗せきれていない人が多いです。
感情を表に出すと
「気取ってる」とか「もっと普通に歌ったら?ww」
みたいに言ってくる人がいると思います。
いや、います。
そんな周りに合わせて、平凡に歌うなんて
とてもつまらないと思いませんか?
どうせ歌うなら
また聴きたい!もう1回歌って!
って思われたいですよね?
この曲はこんな気持ちが込められている、と感じ
自分の感情に従って歌うと
とても楽しく自分なりに歌えると思います。
曲を聴いた時に自分の感じた感情を乗せて
歌ってみてください。
今までと違った声、世界が見える
と思います。
ボイトレってなに?
こんにちは。
ボイストレーナーのジョーです!
いきなりですが、ボイトレってなんだと思いますか?
「歌を上手くするトレーニング」
「高音を出すため」
「歌手みたいな声を出すためのスクール」
こんなところだと思います。
まさしくその通りです。
自分の出したい声を出すための
トレーニング
をボイストレーニング、略してボイトレと呼びます。
ボイトレは、自分に合った正しい声の出し方、
正しいトレーニング、あとやる気があれば、
ある程度の歌声を手に入れることができます!
ある程度と表現したのは
ボイトレでもどうにもならない事が
あるからです。
1つ目が喉に異常があったり病気などで
不自由をしている方です。
当然、声とは喉を使ったモノですので、
喉を鍛えるにしても喉が使えない状態だと、
ボイトレは意味を成しません。
病院に行って
しっかり治してからボイトレを開始してください。
2つ目が身体的な都合による声です。
例えば、低音はどれだけ鍛えてもある程度の
音程までしか下がりません。
何故かと言うと、喉の構造上、喉が長かったり
太い人、主に男性や身長の高い方は、低い声を
出しやすいです。
オペラのバリトン歌手のような綺麗な低音はその人の身体的特徴がとても良く反映されます。
主にこの2つが、ボイトレにおいて1番の障害となることでしょう。
ここまで見た人はこんな疑問が湧くでしょう。
低音はある程度しか出ないのは
分かった。じゃぁ高音は?色々なサイトを見ても出ないけど?
はい、はっきり言います。
高音は誰でも
出せます!!
ONE OK ROCKのtakaさんや、Official髭男dismの
藤原さんのような高音を出すことは可能です!
ただ、色々なサイトに載ってる「高音を出す方法」とは、限られた人、既に歌の基礎が整っている人に当てはまることが多いです。
唐突ですが、質問です。
プロの歌手は最初から、今のような声を持っていたと思いますか?
いえ、全然違います。しっかり基礎を学んで、
自分なりの発声を長年トレーニングした結果です。
あんな声、簡単に出されたら
溜まったもんじゃないです笑
喉は筋肉で作れています。
その筋肉を操って、僕らは声を出しています。
すなわち
筋トレは1週間やったからって結果は付きませんよね?ボイトレも一緒のことが言えます。
歌声は一朝一夕で身につくものではありません。
何ヶ月もやって身につくものが、ボイトレです。
ボイトレがどんなものか分かったでしょうか?
「ボイトレは継続して取り組むモノ」
この意識をもてば、自分の思い描いた声が出せます!